私たちがついついやってしまう衝動的な諸々ー「逸脱行為」というんでしょうかーを防止する一つの道筋として、自分自身がなぜそういう行動を取ってしまうのか理解する、理解した上で、そうはならないように自分自身をちょっとずつでもいいから変えていく、というのが前回のエントリで言いたかったことだ。(なんか、いいこと言っている気がする)
自己洞察を深める、とでもいうんでしょうか。
これは、たぶん、ありきたりのメンクリにだらだら通っているだけではたどり着けない。つか、けっこうな人がそうだと思うが、医師から「病名をはっきりと告げられたことはない」と思う。
あそこらへんはフツーのメンクリって謎なんだよなあ。
本当は、人格障害とか依存とか(あ、言っちゃった)の治療に熱心な精神科医にかかるのが一番なのだが、そもそも自分が何の病気なのかわかってないのだから、自分でその環境にたどり着くのは難しいというのが実態ではなかろうか。
もっとも最近では、ネット上などで「●x な人の5つの特徴」的な自己診断チックなコンテンツもよく見かけるが、いかんせん、内容が薄いように思う。ああいうのをいくら試しても自己治癒的なところまでは行きつけないと思う。
とりあえず、私が自己治癒などを試みた上で有益だったと思われるメンタルヘルス/精神医療関係の本をいくつか挙げる。
★ 『現代臨床精神医学』 大熊輝雄
私が、「先生は、精神医学を何で勉強しましたか?」と可愛らしく時に目を血走らせながら(察してください)訊いたとき、もっとも多く上がったのがこの本。
この分野では標準的な教科書という位置付けらしい。
ただし、レビューにもあるが、現行の版はあまりよくないらしい。私は、この一つ前の版を読んだ。統合失調症ってこういう病気なんだーと、テスト勉強そっちのけでふと目に入った漫画に耽溺する厨坊のように自分のことそっちのけでけっこう読み耽った記憶がある。
その他、教科書的な本としては、『カプラン』があるらしいが、お値段は驚きの21600円(専門書はこんなものらしい)。
また、アマゾンさんが勧めるようにこれらの本は
というように3冊セットで購入されるらしい。
もちろん、ガチな精神医療関係者になる意志がないのなら、ここまでは不要だろう。
(続くよ)
2019年9月22日日曜日
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